
Derivative(微分)ブロックを含むモデルをlinmod関数などで線形化しボード線図を描くと結果が予想と異なります。予想通りの結果を得るにはどうすればよいですか。
5 views (last 30 days)
Show older comments
MathWorks Support Team
on 25 Oct 2013
Answered: MathWorks Support Team
on 25 Oct 2013
Derivative(微分)ブロックを含むモデルをlinmod関数などで線形化しボード線図を描くと結果が予想と異なります。予想通りの結果を得るにはどうすればよいですか。
Accepted Answer
MathWorks Support Team
on 25 Oct 2013
Derivative(微分)ブロックを含むモデルの線形化は、正しい結果が得られないことがありますので推奨されていません。詳細な情報は、Derivativeブロックのブロックリファレンスに記載されています。
このような場合、下記の1の方法でモデルを表現して下さい。
1の方法で実現できない場合は、2の方法を利用して下さい。
1. 他のシステムへ微分項を組み込み、Derivative ブロックがないモデルに変更する
2. Derivative ブロックを近似微分に置き換える
以下で、それぞれの方法について説明します。
1. 他のシステムへ微分項を組み込み、Derivative ブロックがないモデルに変更する
例えば、下記の図のように、微分項を他のシステムへ組み込み、Derivative ブロックがないモデルに変更します。

なお、これにより分子の次数が分母の次数より高い非プロパーな伝達関数になる場合は、次の 2. の方法を利用してください。
2. Derivative ブロックを近似微分で置き換える
Derivative ブロックを線形化用の設定に変更する、または線形化用のブロックで置き換えることで、近似微分に置き換えることができます。
(注意)
MATLABのバージョンによって設定方法が異なります。
a) R14以降の場合
Derivative ブロックのブロックパラメータに時定数を設定します。
時定数 Na に対し、近似微分の伝達関数は Ga(s)= s/(Na*s+1) と表されます。
b) R13, R13SP1, R13SP2の場合
Derivative ブロックを、Simulink Extras の Linearization ライブラリにある Switched derivative for linearization ブロックで置き換えます。
近似微分の定数 Nb(Nb = 1/Na) に対し、近似微分の伝達関数は Gb(s) = Nb *s/(s + Nb) と表されます。
(注意)
a)、b)の方法について、時定数 Na を小さくする(近似微分の係数 Nb を大きくする)ことで高周波帯域まで微分特性を近似できるようになります。
しかし、時定数を小さくし過ぎた場合、最終的に線形化された結果のシステムの係数が極端に異なるオーダーとなり、数値解析が不安定となる原因につながります。
微分特性の近似精度と数値計算の安定性の両方のバランスを見て、時定数を検討してください。
0 Comments
More Answers (0)
See Also
Categories
Find more on バッチ線形化 in Help Center and File Exchange
Community Treasure Hunt
Find the treasures in MATLAB Central and discover how the community can help you!
Start Hunting!